スペインでの2シーズン目(20歳)に出会った監督・パコとの出会いが僕の人生を変えました。
僕は彼の元で、サッカー人生13年目にして初めて【サッカーを学ぶ】ということを経験しました。
と同時に、【サッカーを知らない】ということを知り、そこから独学で勉強を始めます。
何から学べばいいのか分からなかった僕は、当時、マドリードにあるラージョバジェカーノの練習場の近くに住んでいたこともあり、
一日中グランドに居座り育成年代からトップチームまでのトレーニングを見続けました。
そして週末には試合を見に行き分析。全て自己流でがむしゃらにやり続けました。
半年ほど経った時、知人の紹介で、僕の作った分析映像をラージョバジェカーノの育成部長・ルベンに見てもらう機会を得ました。
そのビデオを見た彼から「一緒に仕事をしたい」と言われ、スペインで【アナリスト】としてのキャリアを歩み始めます。
それから、スペインユース年代(16~18歳)の3部・2部・1部リーグを経験しました。3年目にチームの分析長を任され、
4年目にはレアル・マドリード、アトレティコ・マドリードに次ぐ3位でユース1部リーグを終えるという、成績を収めました。
選手・アナリストと2つの側面からスペインサッカーに触れ感じること。
それは、良くも悪くも、育成年代の過ごし方がその選手のキャリアに大きく影響を与えてしまうということです。
その中でも、【サッカーを学ぶ】という観点で、僕は日本サッカーに伸び代を感じています。
これらの経験を踏まえて現在行っている活動は、10代のうちからサッカーを学べる環境を作ることです。
スペインに来てから6年、今では独自の理論を作り上げ、アマチュアからプロ選手、チーム、指導者や親御さんまで、
多くの方にサッカーを学べる環境を提供しています。